軽くて暖かい羽毛ふとん。寒い冬の日は、暖かい羽毛ふとんを利用する方が多くいらっしゃいます。快適な睡眠のために、羽毛ふとんの購入を検討している方も多いでしょう。
しかし、羽毛ふとんを選ぶ際に、どのような素材があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
羽毛ふとんの中でも、マザーグースは、一般的なグースよりも高級といわれています。
そこで今回は、羽毛ふとんとして最高の素材ともいえる「マザーグース」をピックアップしてご紹介します。
マザーグースとは、繁殖用の親鳥のことです。厳密には「産卵のために飼育されている鳥」になります。マザーグースの飼育期間は、一般的に「2~6年」と長期間です。
飼育期間を終えたマザーグースから羽毛を採取し、それが最高級羽毛ふとんに使われています。
マザーグースダウンは、産卵を中心に育てられている親鳥から丁寧に採取された羽毛です。
そのため、若鳥よりもダウンボールが大きく、かさ高性、弾力性、保温性に優れています。
十分に成長した親鳥から採取された「成熟したダウン」は、その中心になる核の部分がしっかりとしていて、枝羽も大きいのも特徴です。
そのために少量でも空気を含む力が強いために保温力があります。言い換えれば、マザーグースを詰めた羽毛ふとんは、軽くて暖かいのです。
マザーグース以外に、ダック(あひる)、グース(がちょう)があります。
ダック(あひる)
ダックは、雑食の水鳥です。グースよりも羽が小さいため、ふとんには大量に使用します。そのため、ダックの羽毛ふとんはやや重めです。また、雑食ということもあり、羽毛特有のニオイが感じられることも。しかし、化学素材を使用したふとんと比較すると十分な温かさがあり、価格もお手頃なため人気があります。
また、ダックの中でも、アイダーダックの巣から採れる羽毛は高級素材です。1本1本のダウンが太く、密度が高いため、その分保温性が高くなっています。大変貴重な羽毛のため、価格も羽毛の中では高めで、200万円を超えるものもあります。
グース(がちょう)
グースと表記されている羽毛は、親鳥ではなく比較的若い鳥(レギュラーグース)を使った羽毛です。グースは草食の水鳥のため、比較的羽毛のニオイが気にならないといわれています。ダックよりも羽が大きいため、空気を多く含み温かさを保ちながら軽量であることが魅力です。
羽毛についてはこちらの記事でもご紹介しています。
もっと知りたい!羽毛ふとんになる鳥の種類について
マザーグースの羽毛の特徴として、高い保温性が挙げられます。マザーグースは飼育期間が長く大きく育っています。採取される羽毛は、一般的なグース(レギュラーグース)のものよりも中心となる核がしっかりとしており、ひと粒ひと粒が大きいのです。
羽毛が大きければ大きいほど空気を含むことができるために、暖かい空気を保ちやすくなります。また、マザーグースの羽毛は成熟しているため、羽枝が発達していて耐久性が高いのも特徴的です。
そのためにマザーグースの羽毛を使った羽毛ふとんは比較的長く使用することができるのです。
マザーグースにも、かさ高性とダウン率によってランクがあります。かさ高やダウン率は高いほど、軽くて暖かい良質な羽毛になります。ランクについては下記の通りです。
【ランク】 ・ダウン率95% ダウンパワー(かさ高性)440以上 ・ダウン率93% ダウンパワー(かさ高性)440以上 ・ダウン率93% ダウンパワー(かさ高性)430以上 ・ダウン率93% ダウンパワー(かさ高性)410以上 など |
最高級品とされているマザーグースの羽毛でも上記のように品質が違うのです。
ひとくちにマザーグースといってもさまざまなランクがあります。ご購入の際は、ランクもチェックしておきましょう。
世界の羽毛の産地は、主にポーランド、ハンガリー、ロシア、ウクライナ、セルビア、カナダ、中国などです。日本での産出は、ほとんどないといっていいでしょう。
そして、羽毛は産地によって、品質に大きな差があるのでは?と思うかもしれません。
飼育場の自然環境・地理的位置による気候の違い・飼育方法により多少の品質差はありますが、基本的に産出国による大きな差はありません。
むしろ、その後の洗浄・選別・精毛過程において羽毛ふとんの品質の差がでます。
特に洗浄工程は、業界基準では羽毛を洗浄後の水の透明度は500mmとなっていますが、甲州羽毛ふとん®の規格は1000mmになるまで洗浄をしています。
また、洗浄回数と羽毛品質は全く関係ありません。汚れている羽毛は洗浄回数が多くなるため油脂分率の低下つながります。
羽毛は天然繊維です。その年により品質や、収穫量が異なります。
羽毛原料は食肉の副産物のため99%が輸入品になります。
近年は世界的にダウンジャケットの需要が高まり、特に最高品質のマザーグースダウンは大人気で年々需要が高まり不足気味ですが、甲州羽毛ふとん®では、長年の取引実績により毎年安定的に輸入しています。
甲州羽毛ふとん®は長年の歴史と文化を継承し培われた技術と信頼に基づいて、安心・安全なものづくりをしています。
豊富な天然水で磨かれた羽毛を熟練の職人が一枚一枚丁寧に仕上げた商品です。
世界遺産「富士山」の大自然の恩恵を受け、天然水で磨かれた羽毛ふとんをぜひお楽みください。
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羽毛の中でも高級である「マザーグース」についてご紹介してきました。では、羽毛ふとんを購入する際は、どのように選ぶべきなのでしょうか。
ダックかグースか、または今回紹介したマザーグースもあります。さらに高級な羽毛布団を求めるなら、アイダーダックもあります。
マザーグースやアイダーダックは別格ですが、ダックかグースであっても温かさがあります。価格や好みで選ぶと良いでしょう。
また、温かさを求めるならダウン率も90%以上のものを選ぶとより羽毛の温かさを感じられます。なお、ダウンが50%以下(フェザーが50%以上)のふとんは、羽根ふとんになります。
羽毛を包み込む生地も重要です。おすすめは、綿素材のがわ生地です。綿は、通気性や吸湿性、放湿性に優れています。中でも超長綿は軽量で肌触りが良いとされていて人気です。
ダウンパワーとは、羽毛ふとんのかさ高を表すものです。かさ高が大きければ大きいほど高級になります。羽毛ふとんをご購入の際は、ダウンパワーが380dp以上のものがおすすめです。
羽毛ふとんの選び方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
羽毛ふとんの選び方
今回は、羽毛ふとんの素材として使われる「マザーグース」についてご紹介しました。
マザーグースは飼育期間が長いこともあり、ダウンボールが一般的なグースよりも大きい傾向にあります。ダウンボールが大きい分、高い保温性があるのも魅力です。
羽毛ふとんをお求めの方は、「マザーグース」のふとんの購入も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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最後に羽毛ふとんについてよくある質問をまとめました。
A:マザーグースは比較的ニオイは、少ないといわれています。
しかし、動物由来の天然繊維ですから、まったくないともいえません。
羽毛ふとんをご購入後、もしニオイが気になる場合は、一度干してから利用することをおすすめします。
A:両国ともに長い期間をかけ国策事業として品種改良に取り組んできた経緯がありますので、答えはどちらともいえません。ダウン率やダウンパワーが同じであれば同等の品質になります。
A:ホワイトグースとシルバーグースは、羽の色が違います。
ホワイトグースは、白い羽をもった水鳥です。そのため、ホワイトグースのダウンは白色で、淡いがわ生地でも透けて見えないという特徴があります。
シルバーグースは、グレーががった羽を持っている水鳥で、がわ生地から透けて見えてしまうことも。そのため、気になる方は、カバーをつけることをおすすめします。
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