羽毛布団は使っているうちに汗や汚れが蓄積し、そのまま収納したのではダニやカビが繁殖する原因になります。まずはお手入れが必要です。
湿気をとるには干すのが最適です。特に天日干しをするのがおすすめです。ただし羽毛は熱に弱いため、長い間、直射日光にあてるのはおすすめできません。
がわ生地も傷んでしまいますので、干す際には必ずカバーをかけ、片面につき30~60分程度してください。
時間帯は、晴れた日の10~14時頃がおすすめです。また、がわ生地にシルクを使っている場合は、紫外線の影響で変色する恐れがありますので注意してください。
できるだけ風通しの良いところで陰干ししてください。
梅雨時などで窓を開けられないときは、ふとん乾燥機を使うのも効果的です。
羽毛布団を取り込む際は、布団たたきは絶対に使わないでください。
ダニやホコリを落とす効果はほんとんどありませんし、中の羽毛やがわ生地が傷む原因になります。
がわ生地の表面を軽くはたき、その後は掃除機で(弱から中程度)ホコリやアレルゲンを吸い取ってください。縫い目にホコリがある場合は、ブラシを使いで丁寧に掃除してください。
実は干すだけでは、羽毛布団の表面や内部にある汚れを落とせません。汚れたままだと臭いの発生源にもなります。また、汚れが蓄積した羽毛はへたりやすくなります。
羽毛布団を洗うなら、クリーニングをおすすめします。ご使用環境にもよりますが、一般的には2~3年に1回くらいで良いです。
頻繁にクリーニングすると、かえって羽毛や側生地を傷めてしまいますので注意してください。最近は羽毛布団を受け入れるクリーニング店が増えていますし、中には宅配サービスまであります。羽毛布団は水洗いがクリーニングをおすすめします。
ドライクリーニングの場合は羽毛の油脂分まで落としてしまう場合がありますので注意してください。
自宅やコインランドリーで丸洗いするのは、がわ生地を破く恐れがあり、羽毛をしっかり乾燥させるのも難しいためあまりおすすめできません。
(洗える羽毛ふとんと表示してあるものは洗濯表示に沿って洗ってください)
羽毛ふとんを収納する際、圧縮袋を使いつぶしたりしていませんか?
羽毛ふとんの中に含まれているダウンはタンポポの綿毛のように非常に繊細なため、一度つぶれてしまうと、もとのふわふわとしたふくらみを取り戻すのは難しくなってしまいます。
万一、圧縮袋を使う場合でも、極限まで圧縮せず、多少空気を残すようにしてください。
いらないシーツでふんわりくるんで、押し入れの一番上に保管。通気性を確保してふんわり保管できます。汚れ防止の役割もあります。
購入時のケースに入れて保管。専用の羽毛バッグは通期性を確保するため、不織布が使われていることが多いです。購入時にケースを捨てずに収納用ケースとして使って下さい。また、羽毛のにおいがこもらないように、ファスナーを少し開けておくことがポイントです。
冬用の羽毛布団は保管すると約半年間押し入れのなかで眠ることになります。使わない半年間のうちに、できれば2~3回は外干しして湿気を取ってください。頻繁に干せないようなら、収納ケースの中に除湿剤を入れておくのがおすすめです。
羽毛布団を収納するときは、事前に天日干しをして湿気を発散しておくと、収納中にダニやカビが繁殖するのを防げます。
さらにクリーニングした上で収納すれば、より効果的です。
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