甲州羽毛ふとん® コラム

ご存知ですか?ダニを通さない羽毛ふとん

甲州羽毛ふとん

羽毛ふとんを購入する際に、ダニ加工がどうなっているのか気になる方は多いかと思います。
今回は羽毛ふとんの防ダニ加工についてお届けします。

防ダニ加工に色々な方法があります。

防ダニ加工には大きく分けて2種類あります。
加工方法により効果やふとんの寝心地が変わります。
1つ目は薬剤を用いる加工。もう1つは高密度の生地を使った加工です。

1・薬剤を使用した防ダニ加工

薬剤を使用した防ダニ加工では、ふとんの繊維や中綿にダニが寄りつかなくなる薬剤を練り込んだり、付着させたりし、ダニの嫌うニオイを発生させたりしてダニが寄りつくことを防ぎます。
ただし、経年経過し効果が薄れてくるデメリットがあります。

2・高密度の生地を使った防ダニ加工

一般的なふとんの生地は、縫い目が大きいためその隙間からダニが侵入してくる場合があります。
高密度で織られた生地はダニが通過できないほど細かく織り込むため、生地の織り目からダニが侵入することを防ぎます。薬剤を使用していないめ安全性が高く、敏感肌の人でも安心して使えるのが魅力です。

ダニが付きにくいふとんとは?

羽毛ふとんを購入する際に防ダニ加工は気になる点ですが、、そもそも羽毛ふとんは一般的な綿わた布団よりダニに強いふとんです。
なぜならば、がわ生地を羽毛の飛び出しを防ぐために高密度で織り上げているため、ダニが中に侵入することができないからです。
羽毛そのものにダニが付着しているのではないかと心配する人もいますが、羽毛は徹底的に洗浄し、100度以上で高温乾燥されたのちに充填されるため、ダニが加工段階でふとんの中に入り込むことはありません。

ただし、極端に安価な羽毛ふとんは、がわ生地の密度が低かったり洗浄が不十分な商品もあります。
購入する際には防ダニ加工の有無と同様に、羽毛やがわ生地の品質などをしっかりとご確認ください。

また、同じ高密度に織った生地でも、素材によっては機能性や寝心地が大きく変わります。
ポリエステルなどの化学繊維は高密度に織り上げることでダニ通過率は下がりますが、羽毛ふとんの寝心地につながる通気性が損なわれムレやすくなります。
綿などの天然繊維の生地は高密度で織り上げてもムレにくいため、心地よく眠ることができます。
化学繊維系がわ生地と天然繊維系がわ生地では、天然繊維系のほうが価格は高くなりますが、ムレにくいため羽毛ふとんとしての性能が良くなります。

弊社ではできるだけ天然繊維系のがわ生地を使用した羽毛ふとんをおすすめしています。

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気になる羽毛ふとんのダニ予防対策は?

羽毛ふとんにダニが寄りにくくする予防対策は次の通りです。

1・掃除機を使用する

がわ生地の上にいるダニやアレルゲンは掃除機で吸い取ることができます。
2〜3週間に1度を目安に丁寧に掃除機をかけてください。

2・粘着テープを使用する

粘着テープで、がわ生地の表面のダニを取ることは可能です。とはいえ、ダニの糞などの小さなアレルゲンまで取り除くにはやはり掃除機がおすすめです。

3・ふとん干しをする

羽毛ふとんを湿気らないようにすることが最も大切です。
天気の良い日に、風通しの良い日陰に干してください。月に1〜2度を目安に行ってください。
天日干しをする場合は必ずカバーをかけて干してください。長時間の天日干しはがわ生地を傷める恐れがありますので避けてください。

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滝口彰彦

1967年山梨県生まれ。 中学生の時に父親に連れられ、ドイツの展示会で初めて羽毛布団に出会う。 羽毛布団の素晴らしさに魅せられ、寝具小売業へ就職ののち、製造に携わりたい思いで工場へ転職し、日本中の問屋へ羽毛布団の卸売りを手掛ける。 その後、タキ・リビングを立ち上げ、「甲州羽毛ふとん」ブランドを展開。現在に至る。

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