甲州羽毛ふとん® コラム

羽毛ふとんに寿命はある?買い替えのサインや長持ちさせる秘訣は?②

羽毛ふとんの寿命・買い替えの見極めサイン

高品質な羽毛ふとんを丁寧に使っていれば、長期間使うことができますが、使用年数にこだわり過ぎず、状態によっては買い替えることも大切です。羽毛ふとんの寿命を見極めるために、使い始めた頃などと比較しながら、いくつかある寿命・買い替えのサインを見ていきましょう。

■ふんわり感がなくなってきた・中身が偏っている

買ったばかりの羽毛ふとんは、ダウンにハリがあり、放湿性にも優れているため、湿気を吸ってもまたふんわりとふくらみを戻してくれます。しかしダウンボールが絡み合い劣化し始めると、水分を放出できなくなって元に戻りづらい状態になります。個人差はありますが、数年以上使っていると、とくに襟元などから汗や皮脂が付着して、一部分だけ羽毛が劣化し、中身が偏った状態になりやすくなります。購入したときより3分の2程度のかさになっていたり、干しても手を沈めたときのふんわり感がなくなったと感じたりしたら、寿命が来ているサインです。

■ずっしりとした重さを感じるようになった

羽毛ふとんは、汗や皮脂、室内の湿気を少しずつ吸い取っています。こまめに天日干しをするなどして除湿、乾燥をしていないと、放湿性を失い、ずっしりと重さを感じるようになります。羽毛ふとん専用のクリーニングをすれば多少は膨らみは戻りますが、10年以上経過している場合、改善できないこともあります。長年の汚れが蓄積された布団の重みは、身体にも負担がかかります。体が痛くなる、寝苦しくなるといった睡眠の妨げになる恐れもあるため、リフォームや買い替えを検討したほうが良いでしょう。

■羽毛が出てくるようになった

羽毛ふとんは、ダウンプルーフ加工といって、羽毛が飛び出してこないような加工がされています。ダウンプループ加工は生地の織り目から羽毛が抜けにくくなる加工ですが、全く羽毛が出てこないわけではありません。お使いの環境やがわ生地にもよりますが、経年経過するとがわ生地の織り目が緩み、小さな羽毛が飛び出してくることがありますが、がわ生地の自然劣化になりますので欠陥という訳ではありません。生地が破けて大きな羽毛が出てきてしまった場合は、買い替えのサインです。とくにシルクなどのなめらかな生地は、爪があたるなどの衝撃でも破れることがあります。見た目では分からなくても、布団を上げ下げしているときに大きな羽毛が何度も飛び出してくるようであれば、リフォームや買い替えをするのが良いでしょう。

■以前ほど暖かくない

なんと言っても羽毛ふとんの魅力は、軽くて暖かくて保温性が高いことです。ダウンボールが空気を包み込んで層を作り、体温で暖められることで、布団が暖かくなります。つまり、暖かさを感じないときは、ダウンボールが傷ついている可能性があります。ダウンが劣化すると、空気を溜め込みにくくなり、弾力も損なわれてきます。長年使い続けていると、保温性も下がってきますので以前の状態と比較し暖かくなくなったと感じた場合や、暖かさを維持できなくなった場合は、リフォームや買い替えの時期になります。

■においがするようになった

汗や皮脂、体臭などは、長期間放置すると酸化してにおいがすることがあります。布団の内側は、密閉されているため、湿度が上がり雑菌やカビが繁殖しやすい環境になっています。カバーをこまめに洗濯する、天日干しをするなどしてしっかりと乾燥させてもにおいが取れない場合は要注意です。においは睡眠の質を下げるだけでなく、アレルギーなどの健康被害を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。

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滝口彰彦

1967年山梨県生まれ。 中学生の時に父親に連れられ、ドイツの展示会で初めて羽毛布団に出会う。 羽毛布団の素晴らしさに魅せられ、寝具小売業へ就職ののち、製造に携わりたい思いで工場へ転職し、日本中の問屋へ羽毛布団の卸売りを手掛ける。 その後、タキ・リビングを立ち上げ、「甲州羽毛ふとん」ブランドを展開。現在に至る。

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